胃カメラ体験談!鼻から口からどっちが楽?悩んでいる方必見!
2017/11/22
みなさん初めての胃カメラは、鼻と口どっちにするか迷っていませんか?
産後から時々続く胃もたれや、胃痛…今回は特にひどいので、今回思い切って口から胃カメラをしてきましたよ。
胃カメラ経験者の主人から「とにかく苦しい」「もう二度とやりたくない」と聞いていましたが、単刀直入にいうと「思っていたより楽だった!」んです。
なぜ口からの胃カメラが楽だったのでしょう?実際に先生に細かく聞いた話や、胃カメラ体験談を細か~くお伝えしますね!
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胃カメラとは?
胃カメラとは正式には、上部消化管内視鏡検査といいます。
カメラを鼻や口から入れて、食道→胃→十二指腸を先端のカメラで観察することですね!
胃カメラのイメージで「辛い 苦しい」と思わない方は、100人中わずか3人ほどしかいないというくらいです。
わたしも胃カメラ当日まで、気が重い日々を送っていましたね~。
鼻からと口からどっちが良いか?
ここが一番気になるところではないでしょうか?
鼻からと口からそれぞれのメリット、デメリットを見てみましょう!
鼻からのメリット・デメリット
■メリット
- 舌根に触れないので嘔吐反射が起きづらい
- 医師と直接はなすことができる
- 口に比べ楽だという方がとても多い
■デメリット
- 口からに比べて病変発見の精度が若干劣る
- 蓄膿症、鼻炎、鼻茸のある方や、鼻の奥が細い人はカメラが入らないので口からになる
- カメラを通すときに痛みを伴う方や、鼻血を出す方もいる
口から胃カメラをされた方が、鼻からの胃カメラをすると「楽だった~」と思われる方が多いようです。
初めての胃カメラが鼻からだと「思ったよりつらい!」と思われる方が多いようですね。嘔吐反射が強い方は鼻でもオエっとなりやすいということもあります。
口からのメリット・デメリット
■メリット
- 鼻よりも病変発見の精度があがる
- 鼻が悪い方でもできる
■デメリット
- 辛く苦しいと感じる方が鼻に比べ多い
- オエっと必ずなる
年齢の若い方が口から胃カメラをすると、吐き戻す力が強いので、喉を通過するときにオエっとなる嘔吐反射というものが、特に強く現れるそうです。
ちなみに私は嘔吐反射が強いのでそこが一番心配でしたが、喉の麻酔しっかりしたので数回しかオエっとならずにすみました。先生は喉の麻酔を数分ではなくしっかりすることが大切とおっしゃっていました。
私が口から胃カメラを飲んだ理由は、ただひとつ。
口からの方が精度の高い検査ができるからですよ。これは実際先生もおっしゃっていました。なんらかの理由で鼻から胃カメラをできない方は結局口になるので、鼻からの胃カメラを導入していない病院もあるのです。
ですが鼻からの胃カメラも近年精度は、とてもあがっているとのことです。割合としては鼻から胃カメラをする方がとても多いですよ。私は胃痛や胃もたれが長く続いていて心配だったので、せっかくやるなら口からにしようと決断しました。
口からの胃カメラが楽だったのはなぜ?
注射も大の苦手な私なのでこれは自分でも驚きました。私の感じた6つのコツやポイント、先生に楽だった理由を聞いたのでお伝えしますね。
6つのコツとポイント
●最初に喉の麻酔(シロップを飲み込まず奥にためておく)でしっかり時間を置くことが大切とおっしゃっていました。
今回は15分の指示だったのですが、主人のときはわずか5分だったそうです。喉の奥にためておくのは大変でした……味はまずいし、喉の奥なので反射的に飲み込みたくなってしまうのです。
手前の方でなく喉の奥の方を意識してため込みましょうね。
●シロップの麻酔のあとスプレータイプの麻酔もすること。嘔吐反射が強いということを事前に伝えていたので、何度もしてくれました。
みなさんも不安なことは事前に伝えておくと、先生もなにかしら手をつくしてくれると思いますよ。
●先生が経験豊富であること。初めに胃カメラを飲み込むタイミングで先生が、「はい飲んで~」と言ってくれるのですがそのタイミングが絶妙でした!
「1/3終わってるよ~」や「あと1.2分で終わるよ~」などの言葉でゴールがわかりやすかったです。
受ける前にインターネットで患者さんの口コミや先生の経験値などが調べましょう。先生の技術レベルはとても大切ですなことです。
ご近所の方や、同僚、友人知人の方から聞いてみてもいいかもしれませんね。
●胃カメラを飲むのにも、上手い下手があるそうです。
喉を通過するときに、スムーズに飲み込むことも大切なポイントですね。
「飲んで~」と言われたときに飲めないと、何度もオエっとなります!大きな飴玉を丸飲みする感じですね。
●口からの胃カメラ中にはマウスピースをくわえますが、意識しないと強くかみしめてしまいますので、「少しだけくわえる」ということを忘れずにしましょうね。
楽だったとはいえ胃カメラ中の不快感はかなりあります。ぐっと力んでしまうとつらくなりますよ。
●喉や胃に集中してしまうとつらいので、何か自分にとって一番の考え事をもっていくと良いでしょう。私の場合は「明日の夜ごはん何にしよう……」とそこだけに集中していました。
もっとも楽だと言われる方法は?
それは麻酔(鎮静剤、睡眠薬)を使って胃カメラをすることです。胃カメラがとても不安という方は鎮静剤を使って行える病院も多いですね。もちろんできない病院もあります。よく調べていきましょう。
海外では麻酔をして胃カメラ検査をすることは普通!という国もあります。
ただし麻酔ですからリスクはゼロではありませんので、よく検討しましょうね。
胃カメラはどこで受けたらいい?
胃カメラは3つの病院で受けられます。
●総合病院
総合病院ならではの安心した体制(なにかあったときに各科で精密検査ができるなど)がメリットですね。
受ける前に紹介状が必要だったり、先生が選べないことや土日は休みで受けられない!というデメリットもありますね。
●内科などのクリニック
内科と併設してるクリニックですが、土曜日もOKだったり、受けられる時間帯も比較的多く、都心だと数も多く自宅近くで探すことも可能です。
ただ数が多いだけに、事前によく調べないと先生の技術レベルがわからなかったりします。
●内視鏡専門の病院
内視鏡専門のクリニックは近くになかなかなかったり、専門で行っていて技術も高く人気のため、予約が数カ月待ちということもあります。
すぐに受けたい場合には不向きですね。
自分が何を一番優先させるかによって、選び方は変わってくると思いますよ!
次は費用に関してみてみましょう!
費用はどのくらい?
鼻からと口からで費用に差はあるのでしょうか?
病院によってばらつきはあるものの、鼻でも口でも三割負担の方で、だいたい4000円から6000円くらいが多いようですね。ちなみに私は6500円ほどかかりました。
検査前の麻酔の種類や、処置内容などによる差です!
口からの胃カメラで生検など行った場合はプラス4000円から6000円かかるようです。
思ったよりも幅があるので病院に確認しましょうね~!
妊娠中や授乳中に胃カメラはできる?
今回私は授乳中だったんです!
なんとなくだめそう?と思っていましたが、妊娠中でも授乳中でも胃カメラはできます!
ただ妊娠中はかかりつけの産婦人科医によく相談しましょうね~。
ですが!ここは大切なポイントで、鎮静剤や全身麻酔などの薬は使用できません。
まとめ
私は胃カメラの前の恐怖と不安で、余計に胃の調子が悪く食欲がなくなりましたよ。でも実際に検査してみると、「あれ、思ったよりも楽だな」という感じで終わりましたね。検査結果は胃炎ということでした。
胃カメラが終わると安心して、全然なかった食欲も旺盛になりました。
胃カメラをする前に自分にぴったりだと思う病院を選んで、病変をいち早く見つけるには何がベストなのか、なんのために胃カメラをするのかよく考えて検査に臨みましょうね。鎮静剤などの麻酔を使う方法もあるのです。
ただ、鎮静剤を使っても全然ぼーっとしなかったという方もいるし、口でも鼻でも両方辛いという方もいて感じ方は十人十色です。病院によって検査準備の方法や麻酔の種類などにも違いがありますよ。
胃カメラ頑張ってくださいね!