べジブロスに向かない野菜10種!その理由と美味しくする工夫まで!
べジブロスには、ちょっと向かない野菜もあると言われています。
私はべジブロスは、んも~何百回!と作っていますが「これは無理かも~」なんて味になったこともありますね!
まだべジブロスに慣れていない方・べジブロスについてもっと知りたい方のために、気になるべジブロスに向かない野菜10種類とその理由、美味しく作る工夫までご紹介しますね~。
開くを押すともくじが見られます♪
べジブロスに向かない野菜10種と理由
べジブロスをこれから始める方、どんな野菜を入れればいいかわからない方は、べジブロスに向く野菜・向かない野菜が気になると思います。
べジブロスは人によって色々と考え方がありますが、「これは向かないよ~」とよく言われる野菜をお伝えしますね!
1 オクラ
オクラはアオイ科の野菜です。食べたことがある方がほとんどだと思いますが、あのネバネバが特徴的ですよね!
オクラをべジブロスに入れると、ぬめりが出ると言われます!ですが私は何度もオクラのヘタ部分を入れたことがありますが、ぬめりを感じたことはありません…
オクラの粘りはペクチン・アラピン・ガラクタンという食物繊維ですよ~。
べジブロスに向かないと言われるのは、野菜だしにぬめりが出て、使いにくい料理がでてくるからなんです。
2 モロヘイヤ
モロヘイヤもオクラ同様、アオイ科の野菜ですね!
モロヘイヤの根元も、べジブロスに入れるとぬめりが出やすいです。こちらもネバネバ成分のムチンの影響を受けて、さらっとした料理に使いにくく、べジブロスには向かないと言われます。
ただモロヘイヤは全て食べられるので、べジブロスに使わずに食べてしまっていいと思いますね!
3 ブロッコリー
ブロッコリーはアブラナ科の野菜です。えぐみや、臭みがでると言われますね!ですが私は入れても全然大丈夫でした~。
ブロッコリーはとにかく栄養が豊富!抗酸化力も強く、特に茎の部分にも栄養が豊富なんです。
アブラナ科の野菜には独特の辛味成分があるので、その成分がじっくりと煮出すとべジブロスに溶け出すために、苦味になるんですね~。
4 カリフラワー
カリフラワーも同じアブラナ科の野菜です!こちらも同様煮込むと臭みや苦味が出ます~。
カリフラワーはブロッコリーの変化版で、大昔は観賞用だったんですね。このカリフラワーの茎には多くの栄養が含まれています!アブラナ科の野菜にはがん予防にも効果的の野菜です。
苦味のあるものが多いこのアブラナ科の野菜は、ことこと煮出すとさらに苦味やえぐみが出やすくなります。
5 キャベツ
キャベツもアブラナ科の野菜なので、長時間煮込むと苦味や臭みがでます!
キャベツはがん予防、脳梗塞・心筋梗塞予防に効果的な、イソチオシアネートというファイトケミカルが含まれているので、入れるのをおすすめしたいですが、アブラナ科の野菜をべジブロスに入れる時は、どれか1種類をほんの少し入れるのがいいかもしれません。
6 なす
なすは、ナス科の野菜です。ナスがべジブロスに向かないと言われるのは、出来上がりの色ですね。
人間の本能で、青っぽい感じの色は食欲がなくなってしまいます。
ナスの94%は水分で、栄養素は少ないと思われますが、ナスの色素のナスニンというポリフェノールは強い抗酸化力を持っていますし、動脈硬化の予防にも効果的です。
7 紫キャベツ
紫キャベツはアブラナ科の野菜です。通年出回っている野菜ですが、栽培量は少ない野菜!
味も香りもキャベツとほぼ一緒です。紫キャベツの色はアントシアニンという成分で水に溶けやすいんですね!なので煮ると野菜だしの色が紫色になってしまうんですよ~。ですが抗酸化力は抜群なんです!
そしてもともと持っている少しの苦味も溶け出すので、べジブロスも苦味が出る時があります。
色が原因で苦手になる方が多いですね~。色が濃い・味が濃いお料理に使うとそこまで違和感は感じないはずです。カレーですかね!
8 紫たまねぎ
紫たまねぎはネギ科の野菜です。
紫キャベツと同じでアントシアニンというポリフェノールのひとつが含まれています。この色素は大事なファイトケミカルで、ブルーベリーと同じ色素です。
普通の玉ねぎよりも、かなり強い抗酸化力があるのでおすすめの野菜!と言いたいんですが、この色素は煮るとべジブロスの色が紫になってしまうんですね…!
これも紫キャベツ同様、見た目も味も濃い料理に使うのがいいかもしれません。
9 じゃがいも
じゃがいもはナス科の野菜で、泥汚れをきれいに落としても、土っぽい感じや青臭さがでます。
じゃがいもの芽は「ソラニン」という毒性もあるので、入れる場合にはしっかり取り除かなければいけません。皮が緑になっている部分もべジブロスには入れないようにしましょう!
じゃがいもには、ビタミンCがとっても豊富で、デンプンに守られているので茹でたり、焼いたりしてもビタミンが逃げにくいんですよ~。
なのでしっかりと汚れを落とす・芽や緑の部分を取り除くなどの手入れが必要です。その手間が結構かかりますし、アクも強いので向かないと言われるんですね。
10 セロリ
セロリはセリ科の野菜です。筋1本でも、セロリの香りが結構出ます!葉も同様ですね~。
主人はセロリが苦手なのですが、セロリ嫌いは敏感にわかってしまいます。私はセロリが好きですが、それでもセロリの香りを結構感じるくらいです。
味噌汁に入れてもセロリの香りが取れなかったですね~。
セロリは茎部分よりも、実は葉の方に栄養が豊富なんです!ビタミンKという出血した時に血が止まりやすくなる働きがあります。女性には嬉しい葉酸も豊富ですし、なんと精神を落ち着かせて、不安やストレスの緩和にも効果的!
しかもがん予防にとっても効果的な野菜なんです!
ただこの強い香りだと、お料理のバリエーションにも限りが出てきます。なのでべジブロスには向かないと言われてしまうんですね~。
私が向かないと思った野菜
私は数えきれないくらいべジブロスを作っていますが、今まで作った中でも、
「これはちょっと…!」
「ん?」
と思った野菜があるんです。
それは、ピーマン、ナス、じゃがいも、しょうがです!
入れてどうなったかというと……
- しょうがのヒリヒリした感じが残る
- ピーマンは青臭さが消えない
- ナスは色のパンチにうろたえてしまった
- じゃがいもの土臭さとえぐみが強すぎた
お味噌汁に入れれば、消えるだろう!と思ったのですが、味噌を入れても消えず……
共通していたのは、入れすぎです!
入れすぎるは野菜の個性が爆発します。
ちなみにナスに関しては、色がどうしても気になって使えなかったんです…あの色もファイトケミカルがにじみ出ている証拠なので、栄養は豊富なんですけどね!
ちなみに向かない野菜でお伝えした中で、全然気にならなかったのは、オクラ・ブロッコリーですね!
オクラは4本分の軸、ブロッコリーは1本分の茎を入れましたが、私は全然平気で美味しかったです!
向かないってどういうこと?
べジブロスに向かない……とは、「べジブロスに使わない方がいいってこと?」でしょうか?
それは半分当たりで、半分少し違うような気がしています。
その理由をそれぞれお伝えしたいと思いますので、次をご覧ください!
「半分当たり」の理由
べジブロスを継続して作り続けるには、「味が美味しくないと続けられない」ということです。
先ほどもご紹介しましたが、初めて作ったべジブロスでじゃがいもの皮をいれた時に、その土臭さや青臭さで料理に使う気がしなかったんです!
その時に「え…べジブロスってこんな味なの!?」「こんな感じじゃ続けられないかも…」と思ったんです。
ナスも同様、その色のついた見た目のインパクトで、どうにも使えなかったんですよね…。
カレーなどに使ってしまえば、味もわからなくなるのでしょうが、最初のころはその勇気も何だか湧かず…笑
なので、これは体験談としてとってもよくわかります。
なので、継続するためにも美味しさは大切ということですよね!
では次に向かない野菜って少し違うんじゃないか?と思う理由をお伝えします!
「半分少し違う」理由
べジブロスは、ファイトケミカルを効率よく摂取することができるものですよね!
ファイトケミカルには、身体に嬉しいことがとってもたくさんあるので、できるだけ毎日取り入れることが大切になってきます。
べジブロスの効果については、こちらの記事をご覧ください。
べジブロスの効果は身体に嬉しい5つ!家族の健康を支える主婦必見!
べジブロスをしている方の多くは、病気の予防や、アンチエイジングなどの効果を実感したい!と思っている方が多いと思いますが、そのファイトケミカルには、向かないと言われるクセのある野菜に豊富だったりします。
えぐみが出ると言われるブロッコリーには、ファイトケミカルが200種類以上含まれていますしね。
がん予防に効果的なフードピラミッドでは、重要度が高いものの中にキャベツやセロリが含まれています。
なので「これはべジブロスには向かないんだ~じゃあやめよ。」
というのはもったいないですよ~!
ファイトケミカルは何万種類もありますが、偏らずバランス良く摂取するのが理想なんです!
実際ブロッコリーの茎を丸ごと1個入れたことがありますが、私はなんの抵抗もありませんでした。
べジブロスの提唱者のタカコナカムラさんの本を熟読していますが、べジブロスには基本的に向かない野菜はありません。
「べジブロスで使う野菜の個性が気になるか、全然気にならないか!」
好みの問題ということですね。
べジブロスに向かないと言われている野菜は、クセがあって苦手意識を持つ人が多いのでそのように言われますが、その向かない野菜を使って美味しくべジブロスを作る方法はないのでしょうか?
次を見てみましょう!
べジブロスを美味しく作るには!
べジブロスは美味しいと感じるのが、なにより一番ですよね!
でもべジブロスに向かないと言われている野菜は、見た目や味にひとクセあり…
でもファイトケミカルは豊富!!
どうすればいいんでしょうか?笑
それは、
- 「たくさんの野菜を使って、少しだけ入れる」
- 「無農薬野菜や有機野菜を使う」
です!
美味しいべジブロスを作るには、最低でも5種類の野菜を入れるのがいいですが、もっとたくさんの野菜を入れて、向かない野菜を少しだけ入れればいいんです。
季節によって食卓には色々な野菜が並びますよね!
べジブロスを作る時に、向かないと言われる野菜ももちろん登場すると思います。
9:1か8:2くらいでべジブロスに向かない野菜を少しだけ入れれば、そこまでクセを感じないはずですよ~!
少しづつでも継続して入れれば、全く入れないよりも身体に良いですしね!
先ほどしょうがのヒリヒリした独特の感じが残ると言いましたが、しょうがは冷え性に効果的なので、自分なりの反省(?)を生かして、量を少な目に必ず入れています。
べジブロスの作り方については、こちらの記事をご覧ください。
無農薬野菜や有機野菜って、とっても強いんです!
日頃から使っている方はわかると思うんですが、冷蔵庫に入れていても長持ちすることが本当に多い!
外敵から身を守るその強さで、栄養も豊富で味も濃いんですね~。
なのでべジブロスは、「無農薬か有機野菜」を使うのがおすすめです。
では次に、べジブロスに向く野菜をご紹介します~!
べジブロスに向く野菜
べジブロスに向かない野菜をいくつもご紹介しましたが、ここでべジブロスにピッタリの野菜もお伝えしたくなりました!
まだ入れたことなかった~!という野菜があれば入れてみてくださいね!
玉ねぎ
べジブロスの色のイメージって、薄い茶色ではないでしょうか?
その茶色い色は玉ねぎの色なんですよ~!
玉ねぎは抗酸化力が強いですし、動脈硬化などの予防にも効果的なんですよ!皮は食べられないですが、煮出せばファイトケミカルを抽出できるのでぜひ入れてみてくださいね!
にんにく
にんにくの皮も、おすすめです!にんにくはがん予防にとにかく効果的なんです!
にんにくの皮って普通は捨ててしまいますよね。ですが、その皮にはファイトケミカルが豊富なのでぜひ入れてください!
しょうが
しょうがは、冷え性の改善はもちろん、がん予防に最も効果的な野菜の1つです。
冷えが改善されると血流もよくなって免疫力アップや代謝も上がるので、女性にはおすすめの野菜ですね!
人参
人参ってほぼ毎日使いませんか?人参は老化やがんの発生を抑制するファイトケミカル、βカロテンが豊富です。
皮ごと食べてもいいと思いますが、ヘタの成長点は栄養も豊富です。キレイに洗ってべジブロスに入れましょう!
トマト
トマトもおすすめの野菜ですね!トマトの赤い色…リコピンもファイトケミカルの一種です。
抗酸化作用が強く、がんの発症リスクを下げる効果があります!
大根
大根の葉っぱや、皮もべジブロスに入れるのがおすすめです。
大根には抗菌作用や抗ウイルス作用がありますので、食中毒などの予防に効果的なんです!
しいたけ
しいたけには、レンチナンという他のきのこにはないファイトケミカルがあるんです!
抗ガン作用があって、NK細胞などの活性を高めてくれますよ~!
まとめ
べジブロスをこれから始める方は、まずべジブロスに向いている野菜を使って作ってみましょう!
継続することが大切なべジブロスは、美味しいのが一番です。美味しいとお料理も楽しくなりますし、
「身体にいいことをしている!」
「野菜を無駄なく使っている!」
と少しづつ自信が持ててくるはずです。
べジブロスに慣れてくれば、こんな野菜も入れてみようかな?と自然とお思えてくると思うので、段階をふんで新しい野菜にチャレンジするのをおすすめします!
べジブロスに向かない野菜を10種類ご紹介しましたが、その理由はどの野菜も個性が強め!ということが分かったと思います。
べジブロスには基本使ってはいけない野菜はありませんので、クセの強い野菜はほんの少しだけ入れるのがいいですよ~!
なんでも入れすぎると栄養や味に偏りが出るので、たくさんの野菜を使ってべジブロスを作ってくださいね!