歯の矯正を自分でする方法はある?試した結果は?
2016/09/01
歯列矯正ってしたくても、今すぐできるものではありませんね。
「歯の矯正って自分でできないのかな?自分でできたら今すぐできるのに!」
「簡単な方法なら、子どもに教えてあげられるのに!」
私と姉は受け口だったのですが、2人ともある方法で受け口を治そうと試みました。
それぞれどんな方法だったのでしょうか?結果もご紹介します!
今回は受け口に悩む方に、自分で試した方法や、他にも歯列矯正に関することを詳しく書いたので、興味のある部分だけでもご覧ください!
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自分でできる方法とは?
自分でできるその方法とは、「両方の親指で、前歯を押し出す」です。
私と姉は毎日毎日、両方の親指に跡ができるくらい押し出していました!
特に姉は2年くらい、癖のように前歯を押し出していましたね~。
小学生のころに自分の受け口が、嫌で仕方なかったと未だに話す時があります。
当時友達から「何してるの?」と言われて恥ずかしかったそうです。
何歳までなら可能?その結果は?
この方法は、何歳までなら可能でしょうか?
女性なら13.4歳 男性なら15.6歳までには骨格が出来上がってきます!
なのでぎりぎり小学生までなら可能でしょう。
さて自分で試した結果、どうなったのでしょうか?
姉の場合
小学校5年生を過ぎたころには、なんと受け口が治ってしまいました!
ですが!正直歯並びはキレイではありません!
「イー」っとしたときに、前歯も噛み合っているところと、噛み合っていないところや隙間があります。
もともと軽度の受け口で、前歯が長期間押し出されたことで前歯が出て、下の歯にかぶるようになったんですね。
私の場合
私は気分でしたりしなかったりしていました。全然続けられなかったので、もちろん治りませんでした。
上下の歯が噛み合った姉を見て、「お姉ちゃんいいな~!」とよく言っていた記憶がありますね。笑
私の場合は途中でやめたのもありますし、なにより私は小さい時から、舌が常に下の歯を押し出す感じだったんです。
受け口の程度も小さいころから姉よりも、重度でしたので、どちらにせよこの自己流では治らなかったですね!
姉の場合は偶然治りましたが、不確実なこの方法はおすすめできません!
最初に「2人ともある方法で受け口を治した…」とお伝えしましたが、私の受け口を治した方法を早速ご紹介したいと思います!
私が受け口を治した方法とは?
受け口を治した方法とは、「外科手術を伴う、歯列矯正」です!
21歳のころに大学病院で手術をしました!
簡単にいうと、矯正治療で歯並びをキレイにするのと、あごの骨を切って骨格ごと理想の状態にするという感じです。
私はもう骨格の成長も終了する、高校生くらいに「受け口を治したい!どうにかしたい……」
と毎日悩むようになりました。
私は成長期に舌で下の歯を押し続けていたので、下顎が大きく成長してしまったんです。当時は舌で、自分の下の歯を知らず知らずのうちに押し出しているなんて自分ではわからないです。
その結果、どんどん下顎側に力がかかり受け口になったんだよ!とのちに先生に言われましたよ~。
不正咬合の原因は、日常の癖や生活の中に多くあるといいます。特に受け口になる場合、舌で歯を押し続ける力は相当なものだそうです。
姉の場合は、軽度の上にもともと舌癖が少なかったんです!
なので、なんとか受け口が治ってしまったんですね~。
今お子さんがまだ小さければまず、「舌を、上の前歯の付け根あたりに置くようにする」ことが大切ですよ!
歯の矯正を自分で行うのは、おすすめできないとお伝えしました!
ではどんな方法なら安心で確実なのか?もうおわかりかと思いますが、次からご紹介する方法は、安心ですしおすすめなので、ぜひご覧ください~!
ベストな方法とは?
それはもちろん専門医による矯正治療です。
時代の変化とともに、矯正治療も進化を続けています。
方法次第では金額もかなり変わるので、矯正治療も可能かもしれませんよ!
一般的なワイヤーを使う矯正治療方法以外のいくつかをご紹介しますね。
部分矯正
部分矯正とはその名のとおり、前歯だけを矯正する簡単な矯正治療です。
歯科でいうプチ整形のような感じです。
これは噛み合わせの治療はせず、主に見た目重視の矯正です。
短期間で、一般的な矯正治療よりも安いです。
ただしこのようなこともありますよ!
●元の歯並びの状態によってはできないときがあります。
●仕上がりに妥協しなくてはならないこともあります。
床(しょう)矯正
子どものときの矯正治療は、入れ歯のような取り外しのできる装置を使用することが多いです。
これは最近大人でも使用することがあります!
装置を自分で取り外せるのは、メリットでありデメリットです。この方法は歯を抜かないですし、顎を広げたり、歯列を大きくできます。
一般的な矯正治療よりも安いことが多いです。歯磨きもできるので衛生的ですね。
ただこの方法はとてもしゃべりにくいんです。
簡単に取り外せます。なので十分な時間つけないと、歯が動いてはまた戻るのを繰り返し、なかなか治療が終わらないこともあります。
まだ子どもの場合には、継続して装着させるのが親も子も大変かもしれません。
外科手術を伴う歯列矯正
この矯正治療は自分で見た目が気になるとき・機能面での支障が大きい場合に行われます。
自分の輪郭が気にならないときには、もちろん手術せずに矯正治療ができます!
外科手術に関する詳しい記事は、こちらをご覧ください!
マウスピース矯正
透明なマウスピースで、矯正治療をする方法です。
歯も抜かないですし、矯正中の見た目が気になる方や、金属アレルギーの方にはピッタリですが、これはすべての方にできるとは限りません。
アメリカでは主流ですが、日本では今後どんどん普及する方法ですね。
根本的な噛み合わせを治療するなら、今までの矯正治療の方が優れています!
治療期間もワイヤーの矯正治療の方が短いですが、満足度も高く、痛みも少ない矯正治療ですね。
簡単の取り外せるので、治療期間などは患者さん次第なところが大きいです。
歯並びの悪い人ってどのくらい?
小学1年生で約3割なのが、年齢とともに増えていきます。
中学1年生から3年生まででおよそ半分の5割を超えるんですね。成人でもおよそ5割だと言われています。
その中で矯正治療をしているのは小学生で1%、中学生で3%ほどしかいないのが現状です。
その矯正治療ですが、費用はどのくらいかかるんでしょうか?
次を見てみましょう!
矯正治療の費用は?
自由診療なので、金額はさまざまです!
矯正歯科って、自宅の近くに結構見かける方もいると思いますが、周辺とだいたい金額を合わせていると言われています。
ここでは相場をお伝えしますね~。
- 初回カウンセリング 無料~5000円
- 精密検査料 1万円~10万円
- 矯正治療費 50万円~150万円
- 定期的な矯正料 無料~1万円
ちなみに外科手術を伴う矯正治療の場合は、病気扱いですから矯正治療にも保険が適用されるので、矯正治療費30万程度、手術入院費で20万程度です。
支払い方法は、前金で一括払い、終了までに分割払い、カード払い、ローンなどもありますよ~。
医療費控除も受けられる可能性もあるので、確認しましょう。
数十万、数百万円を一括で払うとなれば、ハードルが高くなりますが、治療費の払い方を分散できるようであれば、矯正治療も可能になるかもしれませんね!
矯正歯科の選び方
一生のことなので、とにかく大事なポイントです!
- 患者第一
- しっかりと説明してくれる
- 知識や経験が豊富
- 技術がある
付き合いが長くなるので、なんでも気軽に相談できる先生や、自分の立場になって話を聞いてくれる先生がおすすめです。
あまり歯列矯正を急かしてくるクリニックや、一方的な先生はもちろんおすすめできません。
不信感があるまま進むと、仕上がりに納得できなかったりしますね。
私も4.5か所カウンセリングを受けましたが、先生によって言うことはバラバラでした!
そんなとき虫歯治療で、評判の良い歯科医院で何気なく相談したところ、とても素晴らしい矯正歯科を紹介してくれましたよ。
どの先生もプロですので、それぞれ見解に違いが出るかもしれません。どの先生なら自分が納得できて、安心して治療を任せられるのか?
が大切ですね!
ちなみに外科手術の場合は、大学病院をはじめ総合病院の口腔外科でもできます。矯正歯科から、それぞれ紹介される仕組みです。
最近では、口腔外科を最初に受診する方も増えていますね。
まとめ
成長期に自分で歯を押し出すのは、確かに歯は動きます!
ですが歯科に知識のない素人が、興味本位で試すのはおすすめできません!
歯に負担がかかりますし、一生使う大事な歯だということをお忘れなく。全ての歯がそろっている成長が完了した大人の方では、自力で矯正するのはまず無理だと思います。
お子さんも大人の方も、矯正歯科に相談するのがやっぱり一番です。お子さんでしたら不正咬合を予防して、キレイに永久歯が生えてくる方法があるはずです。
ご自身で試そうとせず、なるべく早い段階で骨格が間違った成長をしないように、まずは矯正歯科に相談することが大切ですよ。
様々な矯正治療方法が豊富になっている時代ですし、治療費もさまざまなので、悩みの解決につながることがあるかもしれません。