急性胃腸炎の原因はストレスが多い?期間や症状など詳しく紹介!
2016/06/03
今まさに急性胃腸炎の方、家族や大切な人が急性胃腸炎で、なんとか自分にもできることはないかと思っている方が、この記事を読まれているのではないでしょうか?
急性胃腸炎は本当につらいですよね。あのつらさは…はんぱではないと思います。
主人も何度もかかっているのですが、見ていてかわいそうなくらいです。
今回は急性胃腸炎の原因について、ストレスとどのような関係があるのかを詳しくご紹介します。
発症するタイミング、症状や、おすすめの食事から、急性胃腸炎にならないために必要なことまで、皆さんにお伝えしますね!
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急性胃腸炎にはどんな種類があるの?
急性胃腸炎には種類があるんですね。
調べると感染性胃腸炎、ストレス性胃腸炎、慢性胃腸炎の3種類があることがわかりました。
なぜ急性胃腸炎になってしまうんでしょうか?
次はその理由を見てみましょうね。
なぜ急性胃腸炎になるの?
急性胃腸炎の原因は一体なんでしょうか?
原因で最も多いのは感染性の胃腸炎です。
- 夏は細菌性のサルモネラ菌、腸炎ビブリオ菌、カンピロバクター菌など
- 冬はウイルス性のノロウイルス、ロタウイルス、肝炎ウイルスなど
が多いですね。感染性胃腸炎は重症化する場合も多いので、怖い胃腸炎です。
ですが、ストレスが原因の急性胃腸炎も実はとても多いんですよ。近年ストレスが原因の急性胃腸炎が増えているとのことです。
社会人の7割は、日常的にストレスを感じる生活をしているんですね。胃腸は身体の中でも、最もストレスからの影響を受けやすいというのは知っていますか?
そして日本人は世界から見ても胃腸が弱いんですね。胃癌患者は年々若干の減少傾向にあっても、急性胃腸炎やそのほかの胃腸の不調は増えています。
日常の出来事などで落ち込み食欲がなくなった、という経験はみなさんもあると思いますが、まさに胃腸と気持ちが密接に関係しているということですね。
ストレスによってコルチコトロピン・リリーシング・ホルモン(CRH)というホルモンが分泌されて、これが胃酸分泌や消化管運動の変化、消化管の知覚が過剰になります。
ネガティブな感情は、一気に免疫力を下げますので、この一因にもなりますよ。
ストレスと急性胃腸炎は大きく関係していることがわかりましたね。
ではどんな時に発症してしまうのでしょうか?次をみてみましょう。
どんな時に発症するの?
ストレスが原因の場合、発症するのはどんなタイミングなのでしょうか?
それは寝不足が続き、仕事などでじわじわたまったストレスを受け、突然発症するのが「急性胃腸炎」です。気の抜けたときに発症しやすいんです。
発症する前日には、身体はなんとなく疲れていたり、だるさを感じることもありますよ。
先日受診したクリニックの院長は、女性よりも、男性の方がかかりやすいと言っていましたね。
免疫力が低下しやすく、気温の下がる冬も多いですが、気温の上下も激しい春にも患者が多いそうです。
主人のパターンはいつも大きな仕事が終わったころや、大型連休前など、少しほっとして、やはり気の抜けたときに突然発症します。
寝不足や多忙慢性的なストレスで、免疫力が下がっているときに、何かしらの菌に負けて、感染性胃腸炎になることもあるんですよ。なので感染経路は、一概に言えないところでもあります。
不特定多数の人が食品に触れる機会のある、バイキングや回転寿司などの外食も、ストレスからの感染性胃腸炎発症のきっかけのひとつになりますね。この場合の急性胃腸炎は、もちろん人にうつりますので気を付けなくてはいけません。
症状がどちらも似ているので、内科で受診しても急性胃腸炎としか判断されないことも多いです。
症状は?
個人差がありますが、主に以下の5つでしょう。どれも強烈につらいですね。
- 下痢(水下痢が多い)
- 嘔吐
- 微熱に伴う関節痛
- 腹痛
- だるさ
つらい期間はどのくらい?治療法は?
どのくらい耐えればつらさから解放されるのでしょうか?
これだ!という治療法はあるのかご紹介しますね。
つらい期間は?
急性胃腸炎がつらいのは1日から最大で3日くらいで、その後徐々に回復していきます。
完全に治るのはつらい期間を乗り越えてから2.3日ほどでしょうね。
治ってもまたすぐに発症するという場合は、慢性胃腸炎の可能性もありますので、病院に受診してくださいね。
治療法は?
とにかく寝るのが一番です。そして体を温めてください。
症状が落ち着けば、消化の良いやわらかいものを食べましょう。
風邪と同じくこれが効く!という薬はないのですが、病院に行けば対処療法的に、何かしらのお薬を処方されます。
通常は自然に回復するのを待つことになりますね。下痢も嘔吐も身体の悪いものを出しているので、これを無理矢理止めることをしないようにしましょう。出し切れば治りますので、自己判断で薬を飲むのはおすすめしません。
安心するのは、一度病院に行くことです。
今の症状は何なのかがわかれば心もホッとします。
食事はどうしたらいい?
食事は食べたくないときには食べなくても大丈夫です。身体が欲していないということです。
下痢や嘔吐がひどい場合には、脱水がとても怖いので水分はとりましょう。冷水ではなくお湯がいいですね。自分が飲みたいだけ飲みましょうね。どうしていいかわからない場合には、お医者さんの指示を仰ぎましょう。
どんなものを食べればいいかというと、豆腐、おかゆ、柔らかくゆでた野菜(繊維が多いもの以外)、うどんですね。一番のおすすめはおかゆです。
急性胃腸炎にならないためには?
もう急性胃腸炎になりたくない!そのためにはどうしたらいいでしょうか?
6つの大事なポイントがあるのでご紹介します。
- 免疫力を高める
- ストレス解消法を見つける
- 身体のゆがみを治す
- 手洗いうがい
- よく寝る
- くよくよしたり、考えすぎない心を持つ
免疫力を高めることは大切です。基本の食生活から見直しましょう。
こちらには身体の基本である食べ物について詳しく書いてありますので、ぜひご覧くださいね。
仕事を辞めればストレスは解消されるかもしれませんが、それも難しいですね。少しでも空いた時間にできる自分なりのストレス解消法をみつけましょう。
骨盤など身体の骨格がゆがんでいると、無数に広がる神経伝達がうまく伝わらないので、免疫力の低下をまねきます。特に骨盤のゆがみは胃腸に近いので、特に関係してきます。
帰宅後の手洗いうがいはもちろんですが、トイレに入ったあとにもしっかりと洗いましょう。トイレのふたを開けたまま水を流すと、ばい菌がとてつもなく飛び散るといいます。
睡眠は本当に大切です。夜型になると夜目が覚めて早めに寝られなくなります。できるだけ早寝を心がけましょうね。
気持ちと身体はつながっています。ネガティブな感情は胃腸を弱らせるので、ちょっとしたことは気にしない、笑えるようなことをする、など明るい気持ちを持ちましょうね。
まとめ
急性胃腸炎になったらまずは、感染性なのかストレスなのかを、見極める必要がありますよ。
症状は人それぞれですが、まずは病院に行って適切な薬や、アドバイスをもらいましょうね。専門家からの言葉は少し気持ちも楽にさせてくれるはずです。
自己判断で市販の薬などを飲まないようにしてください。
仕事を休み、身体を暖めてゆっくり休みましょう。寝ることはとても大切です。食事はおかゆなどにして、胃腸に負担をかけないようにしてくださいね。
回復してきたら食べたくなるので、症状がひどいときには無理して食べなくても大丈夫ですよ。
日頃の生活が大事になるので、今後急性胃腸炎にならないように、ストレスをできるだけ感じないような工夫や、解消法をみつけて、免疫力を下げないようにしてくださいね。