正しい歯磨きの方法とタイミングは?+αの方法まで教えます!
2016/04/18
正しい歯磨きの方法をご存じでしょうか?ほとんどの方は一度は虫歯になった経験があるでしょう。
ただ食後に歯ブラシで磨けばいい訳ではありません。タイミングも重要です。そして他にも大事なポイントがあるんですよ!
今回はもう虫歯になりたくない方、歯を大切にしたい方のために、歯科医に聞いた正しい歯磨きの方法や+αの大事なことを詳しくみなさんにご紹介します!
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歯磨きのタイミングは?
みなさんはいつ歯磨きをしていますか?食直後?食後30分?
私は食後30分経ってから歯磨きをしていたのですが、これはNGでした。話を聞いたところ、日頃からよく健康目的で「酢」など口の中が酸性になる食品を食べている方は、食後30分くらい経過してからの歯磨きがいいそうです。口の中が酸性の状態のままだと歯が溶けやすくなるためですね。
そうでない普通の方は、食べ終わったらすぐ「食直後」に磨きましょう。
虫歯が出来るのは食後30分から50分だと言われていますよ。
これが正しい歯磨きの方法
タイミングが分かったところで、早速正しい歯磨きの方法をご紹介しますね。
- 歯ブラシはペンを持つような感じで、一度に2.3本優しく磨きます。難しいところは1本づつ磨きましょう。
- 歯磨き粉は使っても使わなくても構いませんが、有害な物質が含まれているものもあるので、慎重に選びましょうね。オーガニック歯磨き粉も売っていますよ。朝や日中は口臭予防やエチケットのために使うのもいいかもしれません。
- 一番奥の歯から順番に磨きます。(一筆書きのように)こうすることで磨き忘れを防げますね。
- フロスや歯間ブラシで歯と歯の間を磨きます。
正しい歯磨きの細かいポイント
それぞれ磨き方のポイントがあるので下記を参考にしてくださいね。
歯と歯肉の境目、歯周ポケットの磨き方
歯ブラシは歯と歯肉の境目に、45度に傾けて毛先を入れましょう。歯周ポケットの中も磨くために、軽く毛先を押し込み、振動させるように10回ほど細かく磨きます。大きく磨くと汚れが落ちないので、気を付けましょうね。
奥歯などの溝の磨き方
溝の中に歯ブラシを差し込むようにして、細かく10回ほど前後に動かします。ここでも大きく磨かないようにしましょうね。一番奥の歯は、歯磨きがしにくいので鏡を使ったり、奥まで届いてるか確認しながら磨きましょう。
フロスや歯間ブラシの使い方
フロスは通せる箇所すべてに通したいですね。フロスにもサイズがありますので適したサイズを使いましょう。歯間ブラシはその名のとおり歯間に使うものです。歯間がないところに無理矢理使うと、歯間を広げてしまうので気を付けましょうね。
歯磨きの他に大事な+αとは?
正しい歯磨きの方法で毎日歯磨きをしても、実は完璧に汚れは取れないんです。このちょっとした汚れがあっという間に広がり、虫歯のリスクを高めます。正しい歯磨きをしてるのに!?と思ってしまいますよね。でも本当なんです。
ではどうすれば歯の健康を保てるのでしょうか!?
それは2.3ヶ月おきに歯科医院でPMTCとレントゲン撮影でチェックをすることなんです。
平均1回3000円から4000円くらいで、痛みはありません。資格を持つ歯科医しかできないので、PMTCができない歯科医院もありますので確認してくださいね。
そして、子どもは虫歯になったら初期でも痛みを感じる場合が多いのですが、大人になっていくにつれて、虫歯が悪化して本当に悪くなるまで気づかないことが多いです。
成人の方は定期健診の際にレントゲンもお願いして、歯の中に虫歯がないかよく診てもらいましょうね。
私は定期的に行っていたにも関わらず、見た目ではわからない大きな虫歯が歯の中にあり、3本も自費で治療することになりました。15万円もかかりましたよ。
虫歯になりやすい歯がわかれば、もっと気を付けることができるのに…と思いませんか?次にこちらをご覧ください。
虫歯になりやすい歯
- 大臼歯(一番奥の歯から3本づつ)
- 上あごの小臼歯(上の前歯から数えて4番目と5番目)・前歯
- 下あごの小臼歯(下の前歯から数えて4番目と5番目)
具体的には、
- 歯と歯の間(歯が接しているところ)
- 歯茎のそば
- 奥歯の溝
小さい子は上の前歯と奥歯の溝が虫歯になりやすいと言われていますね。特に歯磨きを気を付けたい場所です。
虫歯になりやすい人
虫歯になりやすい人もいますのでご紹介しますね。
- 1日の中で食べる回数が多い人
- 砂糖をよく摂る人
- あまり噛まずに食べる人
子どもは飲食の回数が大人よりも多くなりがちですが、果物など自然の甘さのものであればまだましですよ。
間食はしていなくても、砂糖入りの缶コーヒーやジュースももちろん歯には悪いですね。よくジュースなど飲む方は歯と歯の間に虫歯ができやすいです。
飴やガムも歯茎のそばに虫歯ができやすいですし、気を付けたいですね。
唾液は歯を守るのに大切なものなんです。なのでよく噛まずに食べる人も虫歯になりやすいので、お子さんにはよく噛んで食べることを習慣づけた方がいいですよ。
まとめ
正しい歯磨きの方法はとてもシンプルなものですよね。
歯は自然治癒力がないのを思い出してください。一度悪くなればもとには戻らないのです。
一生使っていく歯ですから、自分や家族の習慣を思い出して、減らせる間食は減らしたり、よく噛んで食べましょうね。特に子どもは歯磨きが嫌いな子も多いですから、親の指導やサポートが必要になりますよ。
定期的な検診はめんどうと思うかもしれませんが、虫歯になって治療に通う、治療費を払うということを考えれば、楽なものですよ。
正しい歯磨きの方法と+αで歯を大切にしましょうね!